消費者金融と闇金は同じ金融機関ですか?
「サラ金」という言葉に悪い印象を持っている方は多いと思います。バブル全盛時からバブル後にかけて、急速に発達した金融機関で、中には法定外の高金利で強引な取り立てをする「闇金」といわれる悪質な業者も存在しました。現在ではサラ金は、「消費者金融」と言われ、平成22年に改正された「貸金業法」で規制された、まっとうな金融機関となっています。
しかし、今でも法の網をくぐって、悪質な商売をしている闇金業者は存在しているようです。それでは「闇金」と「消費者金融」の違いはなんでしょうか。簡単に言えば、貸金業法の規定に従って正規に登録し、法定金利を守っている業者が消費者金融で、無登録で法律で定められている以上の金利で貸し付けを行っている業者が闇金と言えると思います。
もちろん、法律で定められている登録を行わないことや、法定金利以上での貸し付けは違法行為です。闇金業者は常に取り締まりの対象となっていることを認識しつつヤミで貸金業を行っているので、小規模なものが多いと言えます。
誰でも闇金からお金を借りてはダメだということは分かっているはずですが、消費者金融などの金融機関の審査に通らなかった人たちをターゲットにして、闇金は商売を続けています。一度借りてしまえば、法定金利の上限をはるかに超える高い金利が課せられて、利息しか払えないということになるパターンが多くあります。
返済に窮すれば、容赦なく勤務先や親戚などに連絡するなどの嫌がらせをすることも有るので、闇金に関わってしまった時は、早期に弁護士や司法書士に相談し、一日でも早く闇金業者と手を切ることが大切です。