消費者金融に借金あっても公務員になれるの?

「借金がある」と言うとチョット聞こえが悪いですよね。特にサラ金と呼ばれる消費者金融から借金があると隠したくなる方が多いのでは?確かに一昔前だったら、サラ金=金利が高くて怖い金融機関というイメージがあり、利用するのに二の足を踏む方が多い金融機関でした。

しかし現代では、数年前からの貸金業法改正でとても利用しやすい金融機関というイメージに変わりつつあり、呼び方も「消費者金融」と呼ばれていて「サラ金」という言葉を使う方も減っていると思います。また、現役の公務員でも消費者金融の利用者は多いと思います。

ところで、これから公務員になりたいという方で消費者金融に借金があり無理かもしれないと思っている方はいませんか?安心してください、借金があることを理由に公務員採用試験で不合格になることはありません。

無責任なうわさ話で、公務員に採用される時に調査されるなどと言う方が居るかもしれませんが、そのような調査はありませんし出来ません。金融機関でローンを組んだことがある方ならご存じだと思いますが、ローンを組んだり、ローンカードを作る時に必ず、申込者の負債を自己申告し記載する欄があります。

金融機関では、この申込手続きを受けた場合のみ、審査のため申込者の個人情報を「個人信用情報機関」という機関に照会することができるのです。個人信用情報機関では、契約内容、返済状況、割賦情報、キャッシング情報などを管理しています。

もちろん、消費者金融の利用状況も管理していますが、公務員採用試験のために個人の負債調査に利用することは法律違反行為となるのです。ただし、公務員になってから多額の負債が判明すると何らかのペナルティを受ける可能性はあるかもしれませんので、くれぐれも借り過ぎには注意しましょう。

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